2016 0814 「過食」

分かってる。冷静に食べてる。本当は別に食べなくてもいい。食べ物を無理やり喉に通して胃に詰め込んでいるだけ。お腹なんてこれっぽっちも空いていない。ただただ胃に食べ物を詰め込む作業を永遠としているだけ。そして胃が破裂しそうになって、喉のあたりまで食べ物、苦い液体が上がってきて吐き気を催した時に止める。気持ちが悪くなって横たわる。体温が急激に下がって指先が震える。もう立てなくなる。何もしなくて良くなる。だって体調が悪いから。私が体調悪くなれば何もしなくていい。1人でいるときに何かしなくてはならないという使命感が潜在意識の中にあるのだと思う。何もしないでずっと家にいることが出来ない。それが出来る人間がすごいと思う。

横たわった時に感じる、自分のお腹が膨らんでいて段になっている分かる、段になったところが、膨らんだところが、ふかふかの布団に入り込んで醜い。ふと見た脚が太くて醜い。携帯のインカメで自分の顔を見ると全てが醜い。こんな醜いくせに人の容姿を批判する。そんな自分の心も醜い。

それで昔は泣きじゃくって発狂していたけれど今は冷静に思う。冷静に醜いなあと実感する。泣くということがなくなった。冷静に醜いと思う。自己責任だとも、それでいてわたしの性格、気質、思考回路から考えてある意味これが正常だとも思う。私の何がおかしいのだろうか。ニートがいけないなど、誰が決めたの、殺人者が悪いやつだと思うのが本当に良いことなのか。そうやって批判ばかり続ける私は自分のことがとっても大好きでとっても可愛くて仕方ないのかもしれないと潜在意識の中で思ってるんだよ、絶対思ってる、自分のことが大好きなのにそれを自覚した事がないというのも幸せと言えば幸せだ。みんな、自分の事が好きだから色々な問題が起きる。心の底から自分が可愛くなくなったら、それは人間じゃない。

過食をしてもこうやって冷静に考えられる。
醜い身体と醜い顔を想像しながらそれを受け入れながら冷静に思う。