閉鎖病棟入院
私は2月〜4月まで2ヶ月間、閉鎖病棟入院だった。病名は統合失調症である。
親に反抗したらそれが被害妄想だと言われ、その病名がついた。
むやみやたらに病院に行くものではない。
[入院形態]: 医療保護入院
精神科受診中、入院を拒絶したら、睡眠導入剤の麻酔を打たれ、気が付いたら閉鎖部屋に隔離されていた。
携帯はもちろん使えず、排便は監視されており、部屋に鍵はなく、簡易なベットが無機質な部屋に置かれているだけだ。
まるで金庫のようだ。
様々な患者が部屋のドアを開けてほしいと扉を強く連打する音が廊下に鳴り響く。
「なんで俺をここに閉じ込めておくんだ!動物と一緒じゃないか!」
という叫び声が耳に残る。
この医療保護入院というのは、自身の意思に関係なく周囲の人々(特に親)によって入院させることが可能である。
[精神科のおかしいところ]: 洗脳
劣悪な環境である閉鎖部屋から解放されると、非常に嬉しい。その嬉しさを自身のおかげではなく、病院のおかげと矛盾させて考えるのである。薬を今まで拒絶していた患者もここら辺で大体、飲むようになる。薬というのは甘い砂糖のようなもので依存性が高い。薬を多く処方されて、呂律が回っていなかったり、頭がぼーっとしてる人が多く、意思疎通ができない患者が多かった。いくら症状を落ち着かせるためとはいえ、廃人になってしまっては本末転倒ではないだろうか。