小説の主人公になるのは愚かだ と 異質なものから教訓を得た気になる。しかし 脇役と言われる人物は 他の小説では主人公かもしれないね。大人になると感受性が失われると度々言われるしかし 感受性が失われたものも 小説の中には登場しているのが 唯一の頼りだ あの子が飲んだクリームソーダの絵を 他の人と同じように見ているのは 楽だけれど 裁かれなければならないと 神を綺麗に殺してから 神を崇めたがる癖 指先の皮を剥く癖 小さい血が流れていた 小さい手の男の子が 大手町で降りた 軽そうにみえる黒いリュック 本当に何も入ってない 同情を入れたいと思ったけれど 軽すぎて なにがなんだかわからなくなっちゃった わからなくなっちゃった 迷子 でももう大きくなっちゃったから迷子センターは行けないの せめて逃げる場所が欲しい でももう逃げる場所でも迷子になっちゃった だから逃げる場所のための逃げる場所がひつようなの 脇役のそのまた脇役が辿り着く先はどこなのかな googleで検索してもヒットしなかったから安心しました。