言葉の定義は人それぞれ異なる。その為、会話は噛み合わないはずだ。にもかかわらず、人々は巧みに言葉を使用する。「紫」という色を想像してごらん。君の頭の中にある紫と私の頭の中にある紫は、きれいに同じ色だろうか。それなのに、お互い、同じ色だと思い込んで紫について語り合い、じゃれあう。しかしそれではあまりにも寂しいとは思わないか。どうせなら、同じ紫で、とお願い事をすればするほど、不協和音が聞こえてくる。何をもって事実だと言う、何をもって現実味がないと言う、何をもって、、、?と、無邪気な子供のこころに、一緒にしゃがんで、アンパンマンチョコ、食べたい。