2017 0522 「びょうき」

センチメンタルになっているので文章を書こうと思う。同じ病気のひとを見た。同じ薬を飲んでいるひとを見た。2人とも、病気だとは思えないくらいおもしろいひとで、わたしには「きぼう」にみえた。わたしは、自分のことを病気だとは思っていないけれど、他のひとと比較したら生きにくい世界で生きている。その2人のきぼう君達は、25歳で大学3年生だったりとか、生きにくい世界で借金抱えてたりとかするけれど、でも、生きてた。それがとても輝かしいことにみえた。生きるってこと、わたしには生きにくいひとが生きてる方が輝かしくみえる。失礼だけどふつうのひとよりも輝かしくみえた。だから、私は弱いひとが好きなのかもしれない。ちゃんとお風呂に入ってちゃんと歯を磨く大切さ。ちゃんとお勉強する大切さ。ちゃんとお薬を飲む大切さ。部屋に風を通す、洗い物をする、洗濯をする。普通の事だけど難しくかんじる。ふつうを、当たり前にこなすきぼうくん達は、どんな思いで生きているのだろう。わたしは、知らない男とするキスやセックスよりも、みどりカーディガン君とみた朝の社宅のすこしひんやりした空気と、霧生みたいな柔らかい光に包まれた風景を忘れずに生きたいとおもう。